たける大変身！の巻 後編
たける「ひ…人をころすって…なんでそんなことを…？」
しらが「うがー！！！！決まってんだろ！！ボクからすればこの地球上にいるお前らが目障りなんだよ！！！お前らを排除してボクの王国を作るのが夢なの！！！」
しらが「しかしながらボク一人の虚弱な力では何一つできない！ではどうするか！そこは超天才のボクだ！！物質工学の大権威であるボクは人間の出す脳波に呼応するナノマシンを開発した！！長年かけて！！そのナノマシンはその呼応した人間の想像した通りの道具や力を生み出せるのだ！！お前のそのしょーもない衣装はその産物なんだよう！！！」
たける「ナ、ナノマシン…？？」
しらが「説明おわりだじょ！！さあボクの言うこと聞け！！さもないと…！！キヒヒヒ…」
たける「！？何！？なにするつもり…！？」
しらが「原子分解銃だ！！これ食らったら死ぬのだ！！ヒヒヒ！」
しらが「さあ！人生ここでフイにしちゃうかボクのいうがままになるか！さあ…ど～う～す～る～？？」
たける「いっ…！！」
たける「やあああああああああ！！！！！」
しらが「ふべっ！！！！！！！！」
ボコッ！！！
しらが「ほげええええええええええええ！！！！」
しらが「きさまああああああああ！！！！！よくもたたいたなあ！！！！！！絶対仕返ししてやるからなあああああああ！！！！！」
しらが「あひいいいいいいい！！！！！だれかたすけてえええええ！！！！！！！！」
たける「嘘…あの変な人、あんなに飛んでいっちゃった…！」
たける「…」
たける「…！！」
たける「たあっ！！」
ボコッ！！！
たける「信じられない…私…！」
たける「そらとんでるー！！！」
たける「アハッ…！すごい…空飛ぶのってこんなに気持ちいいんだ…！今日は死んでもいいかも…！」
キーン…！
パッ！！
たける「へ？？？」
たける「こ、これって、変身解けちゃうの！？嫌！！嘘！！誰か助けて！！いやああああ！！！」
たける（神様ぁ…！）
たける「…！」
たける「ん…！？」
？？？「おいおい、制空に失敗したのか？だらしねえなあ！集中力が足りてない証拠だぜ！」
たける「えっ！？」
おおま「よう！お前もオレと同じ超能力者か！？その様子だとまだ目覚め始めってところだな！モノはなんだっても気合いと集中力だぜ！ま、その様子だとこれ以上は無理みたいだから地上まで送ってってやるよ！」
たける「私…生きてるの…」
おおま「ぷはははは！まるで生きた心地しねえって顔だな！まあ先は長いんだ、がんばって修行しな！そんじゃな！」
たける「…」
たける「…」
たける「！」
たける父「たける…！さがしたぞ～！」
たける「お父さん…」
たける父「ハァッ…！見つかってよかった～～！！たける脚が速いからな！！もう見つからなくなったらどうしようかとおもっちまった！ほんとによかった！！」
たける「…」
たける「ふえええええん！！！！おとうさんごめんなさーい！！！！おうちにかえるー！！！！」
たける父「お、おう！帰ろう帰ろう！」
たける父「それとな！たける！」
たける「ぐすっ…うん？」
たける父「母ちゃんがさ、もうあんなひどいこと言わないから早く帰ってきて欲しいってさ！母ちゃんめっちゃくちゃ泣いちゃってさ！さっき大変だったんだぞ！」
たける「…！ お母さんが…？」
たける「お父さん…」
たける父「うん？」
たける「心配かけてごめんね…」
たける父「後で母ちゃんとも仲直りしような！」
たける「うん…」
たける父「晩飯まだだったよな！！よーし、今日思い切って鯛の尾頭付きだ！！」
たける「えっ！？大丈夫なの！？」
たける父「まかせとけ！せっかくの日だ！みんなで美味しく食べよう！」
たける「……うん！！」
南極
しらが「ぎやああああああああああ！！！！！！！！！！」
しらが「なんかへんないきものがいるぅううううぅ！！！！！！！へんないきものにころされるうううううぅぅ！！！！！！！！う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！」
三千妖怪「貴様！！！！この齢三千を越える余に対して変な生き物とは無礼であるぞ！！！！！ナマスにしてやるわ覚悟しろぉ！！！！！！！！」
宅配員「あ、日本語喋ってるー あれはきっと日本の妖怪だな！」
