つぐめちゃんのゆかいなドタバタ騒動の巻
???「ごめんあそばせ~~!?ちょっとよろしいかしら~!?」
ちび「ここは~アンタみたいなイモが通る場所じゃなくってよー!!田舎ものは田舎の道でも通ってくれませんことー!?」
???「…!」
…
ちび「ちょ、ちょっと、アンタたちもこのイモになんかいってやんなさいよ!」
がんぐろ「あ!?お前こんなことのためにあたしら呼んだのかよ!」
ぽっちゃり「今日はピアノのお稽古があるのに~」
ずきん「@☓*#&<…!!」
がんたい(……!?)
ちび「あー!もういい!アタシ一人で…って、え?え??」
???「…?」
るこ「おやおや、神田さんところのおちびさんがまた悪さしてるようですなあ」
ちび「あ!アンタはだんごんところの超能力女…!ちょっと…!おろして…!!」
るこ「オッス、おろしまーす」
ちび「ちょ、ちょっとまった…ギャッ!!!」
るこ「ほんじゃばいびー」
ちび「ぐ…!ふう…!」
がんぐろ「はい撤収ー」
???「…」
…
翌日
るこ「オッスすずセンパイおはようございまーす 朝からやわらけーっすねー」
すず「あーやめてー」
るこ「うりうりーよいでわないかー」
るこ(あいつさっきからなにあたしのことつけてんだ…!?)
すず「あ、あの子るこさんのこと尾行してますね、恐らくすずにいじわるばっかりするるこさんにすずのために仕返ししてくれますよ!!そうに違いありません!すずのこといじわるばっかりするからですよ!ばーか!ばーか!!」
るこ「な、なわけねーだろ、おバカ」
昼休み
だんご「めがねー、ウチお金ないから今日も帰りにおごってな~」
めがね「え、えー…」
たける「? どしたの?なんか元気ないね」
るこ「ん!?そうか?そ、そんなことないぜ」
すず「るこさんるこさん」
るこ「ああ!?なんだよ!?」
すず「あれあれ、あそこ」
…
るこ「あ、こらまて!!」
???「…!!」
るこ「…」
だんご「なになに、みんななにしてるん」
めがね「ハートマークで封された封筒ってことはもうそれは確実に…」
るこ「ち、ちげーよ!!たけるだよ!!直接渡すのが恥ずかしいからアタシを介したんだろ!!」
たける「えっ!?私!?」
だんご「…楊る子様へ、今日放課後に校舎裏の木のところでお待ちしております…大事なお話があります 御原噤(みはらつぐめ)」
るこ「馬鹿な~~~~!!!!!!!」
めがね「きゃー、御原さんってそういう性癖を持った子だったんですね~ 見る目が変わっちゃいます~」
るこ「あ!?御原って誰だよ!!お前知ってんのか!!!」
めがね「か、かのじょは私と同じ図書委員で、超シャイな性格で声もすごく小さい大人しい女の子なんです~ るこさんいたいです~…!」
るこ「ほー…!図書委員ね…!」
たける「それじゃあ放課後行くの?」
るこ「行くわけねーだろ!!女同士だぞ!!そういう趣味はないの!!」
すず「これはきっと挑戦状ですよ!!すずにいじわるするあまりミハラさんは義憤に燃えているんです!!おとなしくやっつけられてください!!!」
るこ「はいはい、できればそっちのがいいっすね」
翌日
るこ(なんでだよ!昨日行かなかったんだからNOって意味だろ!!なんなんだあいつは…!!)
ヒュン!
つぐめ「…!」
放課後
るこ「は~…しんどい…あんのストーカー娘、トイレにまで待ち伏せしやがって… 今日何回瞬間移動したっけ…アタシ死ぬかも…」
かげまる「るこ様…」
るこ「ぎゃあ!!!!!!!」
るこ「び、びっくりした、ていうかお前だんごコテンパンにした…」
かげまる「その節はたいへんお騒がせいたして申し訳ございません 私、影丸日向(かげまる ひなた)と申します」
るこ「アッ、ハイ」
かげまる「るこ様のクラス代表の門香苗さまが今日中にるこ様に頼み事がしたいとのことでその場に連れてきて欲しいとの次第でやってまいりました」
るこ「う…あ、明日じゃ無理っすか?」
かげまる「はい、なんでも門さまは緊急の用事だとか」
るこ(マジかよ…もう瞬間移動できるほどの体力がないぜ…ううー!)
かげまる「さあ、こちらです!お急ぎを…」
るこ「ちょっと!まて!痛いって!おい!」
るこ「こ、この野郎…!強引に連れてきやがって…!」
かげまる「お連れいたしました…」
るこ「か、帰る!!!」
かげまる「お待ちください、つぐめ様はるこ様にお返ししたいものがあるとのことです」
るこ「は、はあ?」
るこ「返すもの…?」
るこ「あっ…!!」
るこ「こ、これはちょうどおととい無くしたあたしの耳栓…!もしかしてこれを…」
かげまる「それを丁重にお返ししたかったとのことだそうです」
るこ「なるほど、なるほど…これをあたしに返したかったわけか それはよくわかった、礼を言うぜ、ありがとうよ、ただ質問したいことがいくつかある」
つぐめ「…!」
かげまる『は、はい、なんですか?』
るこ「わざわざ放課後に呼び出すとか周りくどいことしないでさ、昨日直接あの場で渡せばよかったんじゃないのか??」
つぐめ「……!!」
かげまる『ご、ごめんなさい!私、大勢の人がいる前だとあがっちゃって上手く喋れなくて…』
るこ「じゃあ昨日の封筒にあたしの耳栓いれてそのまま何も言わずにポンと渡せばさっさと済むだろ」
つぐめ「……」
かげまる『せっかくあぶないところを助けてくれた命の恩人にそんな失礼な真似はできないので直接渡したかったんです!ごめんなさい…!』
るこ「じゃあさ、じゃあさ、じゃあさ、最後の質問、あのラブレターじみた封筒は何??お前あたしのこと好きなの??女の子大好きなの???将来結婚したいのか????」
つぐめ「………!!!」
かげまる『か、かわいいデザインが大好きでついつかっちゃったんです!そ、そうですよね!誤解しちゃいますよね!ごめんなさい!ごめんなさい!』
るこ「ざっけんじゃねー!!!!おめーのせいですっげー疲れたんだよー!!!反省しろバカヤロー!!!」
つぐめ「……!!」
かげまる『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…』
るこ「ま、まあ礼はしなくちゃな」
つぐめ「♪」
かげまる「私もよろしいのですか?」
るこ「いいよ」
かげまる「お心遣い感謝します」