すずのパパの巻
すず「たらいまー」
パパ「おかえりー」
すず「お父さんなにしてるんですか」
パパ「パパはねえ、いま座ってるんだよ」
すず「はえー」
すず「すずもおすわりしますー」
パパ「うん、いいよー」
…
すず「本はもう書かないんですか?」
パパ「こないだ出版社に原稿持っていったけど「うちで求めてるものと違う」っていわれて門前払いされちゃったよー うわー」
すず「うわーん」
パパ「今日もママ忙しい?」
すず「お母さんはなんか窃盗犯の取り調べに時間がかかってるっていってました」
パパ「うーんそうかー…ママに迷惑ばかりかけてるなあ…」
パパ「フリーライター向いてないのかなあ、俺ももっと立派なお仕事しないとなあ…」
すず「でもおかあさんはおとうさんはおとうさんのままでいてくれたほうがうれしいって言ってましたよ」
パパ「ほんとぉ?うーん、よっよっ」
数時間後
パパ「いっぱい買ったねえ」
すず「いっぱい買いましたねー」
すず「あ、そうそう今日もおかあさん帰れないかもしれないから夕飯はおとうさんが作っておいてっていってました!」
パパ「おー!よしよし、パパが作ってあげよう!まかせておきなさい!」
パパ「すずは何が食べたい?」
すず「えーと、わたあめたべたいです」
パパ「うーん、わたあめ作る機械がないからなあ、ちょっとだめかなあ」
すず「うわーん」